特に軽量タイプのLinuxディストリビューションは便利です。
Windows XPは、既にサポート期間が終了しています。
そのまま使い続けるのは、セキュリティー的に危険で問題があります。
そこで注目されているLinux OSなのですが、Linuxはディストリビューションがたくさんあります。
また、それぞれ必要なパソコンのスペック(性能)が異なります。
パソコンのスペックには、CPUやメモリー、ハードディスクなど、いろいろな要素がありますが、今回はメモリーの視点で考えてみます。
Windows XPパソコンで、再活用を考えているのは、メモリーが512MB前後の機種が多いと思います。
メモリーが多い分には、問題ありませんので、メモリー256MB~512MBを基準にします。
推奨最低環境を調べ、使えそうなLinuxディストリビューションを探してみましょう。
まず、Linux OSとしては、一般ユーザーに最も知られているのは Ubuntu(ウブントゥ)です。
知名度や書籍などの情報量で一番です。
2014年7月時点、最新安定版のUbuntuでは、 USBかDVDからブート(起動)できるパソコンで、メモリーが1GBとなっています。
これではちょっと古いXPパソコンでは無理ですね。
過去のバージョンなら、512MBで動いたのですが。
Ubuntuから派生したLinuxディストリビューションに、Lubuntu(ルブントゥ)というものがあります。
Lubuntuは、なんと最低で128MBのメモリーがあれば動くとのこと。
快適な動作環境としては、512MBとなっていますが、これなら十分使えそうです。
検討の余地があります。
次は、軽量タイプのLinuxディストリビューションとして有名なPuppy Linux(パピーリナックス)です。
Puppy Linuxを調べると、RAMが128MBで動くと書かれています。
快適な動作環境としても256MB以上とあるので、十分使えます。
軽量タイプのLinuxディストリビューションのメリットは、インストール時に必要なファイルサイズが小さいので、CDから起動できることです。
これならDVDを搭載していないパソコンや、USBから起動できないパソコンでも、Linuxをインストールできるので、大変重宝します。
他にもLinuxには、軽量タイプのディストリビューションが沢山あるので、使用目的に合わせて、調べてみると良いでしょう。