Linuxの魅力の一つが、ユーザー自身が目的にあわせて、ディストリビューションを選べることにあります。
でもLinux初心者は、種類の多さから、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。
そこで今回は、Linuxディストリビューションの種類と特徴についてまとめます。選択する時の基準にしてください。
以下はwikipediaを参考にしています。
(1)用途
Linuxは、主な用途によって、使えるディストリビューションが異なります。
汎用(全般)だったり、サーバー、デスクトップ(個人用)、軽量デスクトップ、組み込みシステム、セキュリティ、システムレスキュー、科学技術、教育など、用途に合わせて選択できます。
(2)Live CD
最近は「Live CD」という、CD-ROM から Linux OS を起動できることが、ディストリビューションを選択する時の基準になることがあります。
また、USBメモリーから起動できるLinuxもあります。
(3)無償 or 有償
Linuxディストリビューションは、無償か有償かで分けることができます。
Linuxは無償のイメージが強いですが、ライセンスによっては、有償(有料)で販売してもよいということになっています。
したがって、企業が有償で提供しているディストリビューションもあります。
また、基本的には無償ですが、サポートを受ける場合には有償になるものもあります。Linuxを入手する前に、確認しておいたほうがいいでしょう。
でも多くのLinuxディストリビューションは、無償で提供されているので、ユーザーにとっては有り難いです。
(4)機能
Linuxディストリビューションごとに、中核となるカーネルのバージョンが異なったり、標準ファイルシステムが異なります。
またパッケージ管理システムとフォーマットも異なります。
(5)使えるパソコン
Linuxはディストリビューションごとに、使えるアーキテクチャー(architecture)が異なります。
x86アーキテクチャーは、ほとんどのディストリビューションがサポートしています。
したがってWindowsが入っていたパソコンなら、大体動きます。
(6)その他
他にもLinuxディストリビューションを選択する基準となることには、サポート期間、
利用可能なパッケージ数、パッケージ管理の容易さ、セキュリティ関連などがあります。
wikipediaに詳しい比較表があるので、ご覧ください。
・Linuxディストリビューションの比較
・Linuxライブディストリビューションの比較
Linux初心者の場合は、
・無償であること
・Windowsパソコンで動くこと
・デスクトップに使えること
・Live CDで起動できること
・パッケージ数が多いこと
という順番で、ディストリビューションを選択するとよいでしょう。