Linux初心者の場合は、以下の順番を優先して、ディストリビューションを選択するとよいでしょう。
・無償であること
・Windowsパソコンで動くこと
・デスクトップ用に使えること
・Live CDで起動できること
・パッケージ数が多いこと
これで大体ディストリビューションの候補が見付かります。
それでも選択に迷う場合は、とりあえず「Puppy Linux」と「Ubuntu」だけは、押さえておいてください。
Puppy LinuxとUbuntuは、両方とも上記の条件を満たしています。
Puppy Linuxは、超軽量ディストリビューションとして有名です。古いパソコンでも動作します。
また Ubuntuは、操作性の良さから、とても人気があり、最近は書籍も多いので、情報に困ることはありません。
・Ubuntuの書籍を探す。
Linux初心者が、いきなり今使っているパソコンで、Linuxを使うのは不安なものです。
そこでいくつかステップを踏むことで、安心してLinuxに挑戦できるので、方法を紹介します。
(1)まずは古いパソコンで、Puppy LinuxをCD-ROM から起動してみます。
これでLinuxがどんなOSなのか、感じが掴めます。
(2)次は、古いパソコンのハードディスクに、Puppy Linuxをインストールしてみましょう。
古いパソコンが再活用できるし、Linuxをインストールする手順が学べます。
(3)新しいパソコンで、UbuntuをCD-ROM から起動してみます。
Ubuntuは、Windowsと比べても遜色の無いことがわかります。しかも初期設定が不要で、ビジネスに必要なソフトウェアが最初から揃っています。
(4)もしUbuntuが気に入ったら、ハードディスクにインストールしましょう。
Ubuntuをインストールするなら、メモリーが512MB以上のパソコンがおすすめです。
したがってUbuntuは、これからパソコンを買い換える時に、一つ前の機種を活用するのに向いています。2006年以降のパソコンなら問題なく動きます。
もちろん最新のパソコンにUbuntuをインストールして、メインのパソコンとしてバリバリ使ってもいいでしょう。
Puppy Linuxは、メモリーが64MBでも何とか動きますが、おすすめは256MBです。
512MB以上あるなら、最初からUbuntuをおすすめします。
Puppy LinuxとUbuntuを使ってみれば、LinuxがどのようなOSかわかります。きっとLinuxのファンになると思います。
Linuxに慣れてきたら、目的にあわせて、他のディストリビューションにも挑戦してみましょう。