私は Windows98 時代の古い型のプリンターを2台持っているのですが、使えずに困っていました。
プリンター自体は、まだまだ動くし、インクも残っていたので、「もったいないなー」と思っていました。
最近のWindowsパソコンは、周辺機器(プリンター、スキャナ、キーボード、マウスなど)と接続するのに、USBを使っています。
USBは簡単に接続できるので、とても便利です。
ところがパソコンを買い換えると、従来のシリアルポートやパラレルポートを使っていた周辺機器は、つなぐことができなくなる場合があります。
新しいパソコンには、接続する端子が無いからです。
また、古い周辺機器は、新しいOS用のデバイスドライバが、提供されていないこともあります。
私も Windows98 から Windows2000 に切り替えた時に、端子はあるけれど、デバイスドライバが無いため、プリンターが使えなくなった経験があります。
WindowsXPパソコンからは、接続する端子自体が無いため、古いプリンターを接続できません。
そうなると、プリンターを買い換えなければなりませんでした。
実は、端子をUSBに変換するケーブルも販売されていますが、価格が結構高いです。
それなら、もう少しプラスして、新しいプリンターを買ったほうが得策なケースも多いです。
まだ動くのにモッタイナイですよね。
こんな時は、古いパソコンにLinuxをインストールして使えば、古いプリンターが再び使えるかもしれません。
実際に私は、自宅では古いノートパソコン(RAM 128MB)に、軽量ディストリビューションである Puppy Linux をインストールして、Canon(キャノン)の古いプリンターを使っています。
家の一階には、新しいプリンターがあるのですが、いちいち印刷に降りるのが面倒です。
それほど高画質でなくてもよい画像や、文字だけの文章なら、古いプリンターでも十分です。
そこで二階にLinuxをインストールした古いノートパソコンを置き、プリントサーバー(プリンターサーバー)代わりに使っています。
古いパソコンなら、古い周辺機器が、問題なく接続できます。
プリントサーバーとして使うだけなら、OSは Windows98 のままでも良かったのですが、たまにWebサイトの閲覧(ネットサーフィン)にも使うので、セキュリティ的にも Linux のほうが安全なわけです。
ただし、Linuxにもプリンターのデバイスドライバが用意されていない場合は、使えないこともあるので、注意してください。