LinuxがWindows2000のサポート終了で大注目されている。

Linux(リナックス)は無償で使えるOSとして、これまでも根強いファンには人気でした。

そして今、Linuxがますます注目されています。

何故かというと、2010年の7月13日にMicrosoft社のWindows2000のサポート期間が終了したからです。

Windows2000は、西暦2000年から発売されたOS(オペレーティングシステム)です。

新聞記事によると、自治体などには、OSのサポート期間が終了したコンピューターが、63万台もあるそうです。

*サーバーとパソコンの合計

また個人でも、Windows2000を使っている人は多いです。

中古パソコンを購入した人は、今でもWindows2000を使っているケースがあります。

中古パソコンは、企業や自治体から出てきているものが多いからです。

OSのサポート期間が終了すると、セキュリティー上の問題がいろいろ出てきます。

OSの弱点(脆弱性)が発見されても、更新・修正プログラムが提供されなくなります。

するとハッカー(正確にはクラッカー)から、サイバー攻撃されやすくなったり、コンピューターウイルスに感染する危険性もあります。

企業情報や個人情報などのデータ流出の可能性も出てきます。

しかし経済的な理由から、新しいOSへの移行が進んでいないことも多いようです。

新しいOSは、古いパソコンでは動作が重いため、パソコンの買い替えが必要になります。

必ず買い換えないといけないわけではありませんが、非力なスペック(性能)のパソコンでは、新しいOSが動かしにくいのです。

そこで今、大注目されているのが、無料で使えるLinuxというわけです。

Linuxなら、パソコンのスペックに合わせて、ディストリビューション(distribution)を選べるメリットがあります。

つまりLinuxの種類が選べます。

Windows2000が搭載されていたパソコンは、軽量タイプのLinuxなら動く可能性があります。

パピーリナックス日本語版

WindowsXPパソコンは、サポート期間が延長されていますが、いずれは終了します。

WindowsXPパソコン(メモリーが512MB以上)なら、Linuxディストリビューションで人気のUbuntuが、サクサク動きます。

Ubuntu Japanese

会社でLinuxパソコンが増え、使う人が多くなると、個人での利用者も増えるかも知れませんね。

今回の出来事は、Linuxを体験してみる良い機会になると思います。


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