Linuxというと、古いパソコンを再活用するイメージがあります。
もちろんそれもメリットの一つです。
でもLinuxをあえて新しいパソコンに導入することで、コスト削減にもなります。
まず、無償のLinuxディストリビューションを使うことで、OSの導入費が不要になります。
Linuxなら、OSがバージョンアップしても無償で対応できます。
そしてLinuxは、USBメモリにインストールできるため、ハードディスクが無くても動きます。
つまりハードディスクの費用が不要になります。
正確には、USBメモリとハードディスクの差額です。
USBメモリのデメリットとしては、ハードディスクに比べると、容量当たりの価格が高いことです。
人気のある Ubuntu の場合、USBメモリが4GBあれば十分インストールできますが、実用的には8GBは欲しいところです。
OSのアップデートや、新しいソフトウェアを追加してインストールすることを考えると、USBメモリの容量は、少し多めのほうが良いでしょう。
例えば、Linuxパソコン(Ubuntu)を自作する場合、以下のような部品が必要になります。
・マザーボード(CPUセット)
・メモリー
・USBメモリ
・本体カバー
・OSはLinux 無償
たったこれだけです。意外と少ないですよね。
「パソコンの自作 2010年 10月号」によると、合計で17,400円台でできるようです。
ただし以下の部品は、Windowsパソコンのものを流用できることが多いので、除いています。
・キーボード
・マウス
・ディスプレイ
キーボードやマウスは、それぞれ1,000円以下で新品が買えます。
新品の液晶ディスプレイも、今はだいぶ安くなっているし、中古ならさらに安いです。
新しいパソコン本体が、1万円台から導入できるのですから、Linuxのメリットは大きいと思います。
【補足】
Webブラウザを使ったアプリケーションや、オフィスソフトがメインの用途なら、問題なくサクサク動きます。
動画の編集やゲームなど、ハイスペックが要求されるアプリケーションを動かすには、USBメモリ起動では、無理があるかも知れません。