しかしLinuxでも、最低限のウイルス対策やセキュリティ対策は必要です。
セキュリティ対策は、機器の設定とソフトウェアで行なえます。
幸いなことに、Linuxでは、無償で入手できるソフトウェアが豊富にあります。
その中のいくつかを紹介します。
まずは機器からです。
最初に必要なのが、ブロードバンドルーターの導入です。
ブロードバンドルーターは、いろんな種類があります。
・ブロードバンドルーターを検索する
ブロードバンドルーター(broadband router)とは、光通信やADSLなどのインターネット回線に接続する際に使われる機器です。
BBルーターとも言います。
通常インターネットには、モデムを使って接続します。
でもモデムだけだと、インターネット上のパソコンから、自分のパソコンが丸見えです。
外部からパソコンが丸見えだと、悪意のある攻撃が頻繁にきます。
ソフトウェアを使ってチェックすると、ビックリするほどです。
そこでモデムとパソコンの間にブロードバンドルーターを導入します。
ブロードバンドルーターを利用すると、DHCPやNATという機能を使い、一時的にIPアドレスを割り当てたり、ポート番号を変換することができます。
・DHCP(dynamic host configuration protocol)
・NAT(Network Address Translation)
すると外部からは、自分のパソコンが直接見えなくなります。
つまり安全性が高まるわけです。
またブロードバンドルーターを使えば、プライベートネットワークで、IPアドレスをいくつか割り当てることができるので、複数のパソコンでインターネットに接続できるようになるメリットもあります。
以前はモデムとルーターが別々のことがありましたが、最近のモデムは、ルーターの機能も付いています。
モデムにLANケーブルを接続する端子が複数あれば、ブロードバンドルーターとしての役割を果たしています。
各パソコンのIPアドレスをチェックしてもわかります。
コンピューターウイルス対策のソフトウェアについては、次回に説明します。