インターネット上には、残念ながら悪意のあるプログラムも多数存在します。
安心してインターネットを楽しむためには、Linuxでもウイルス対策やセキュリティー対策が欠かせません。
コンピューターウイルスを検出したり、駆除するプログラムのことを、ウイルス対策ソフトと言ったり、ウイルス対策プログラムと言います。
またはアンチウイルスソフトやワクチンソフトと言うこともあります。
Linuxには、無償で使えるウイルス対策ソフトがたくさんあります。
その中でもお薦めなのが、「avast!(アバスト)」です。
・avast!
Linux版は、こちらからダウンロードできます。
・avast! Linux Home Edition
「Download」から、使用しているLinuxディストリビューションに合わせて、パッケージを選択します。
例えば、今人気のUbuntuの場合は、「avast! Linux Edition (DEB package)」を選びます。
インストールが始まったら、画面の指示に従って進めていくだけです。
ユーザー登録すると、メールでライセンスキーが送られてくるので、avast!に登録してください。
これでLinuxでavast!が使えるようになります。
avast!は、なんと世界中で1億3千万人以上が使用しているそうです。(2010年11月現在)
ユーザー数が多いので、安心して使用できます。
avast!には、一般家庭用ユーザー向けや、企業向けの製品があります。
家庭用としての用途(非商用利用)に限れば、「無料アンチウイルス」という製品が使用できます。
無料アンチウイルスは、インストールすると常駐し、
コンピューターウイルスとスパイウェアに対して保護してくれます。
また送受信するメールも保護してくれます。
ただし無料版は、必要最低限の保護です。
さらに高度なセキュリティーを導入したい場合は、「プロアンチウイルス」や「インターネットセキュリティ」という有料の製品も用意されています。
無料アンチウイルスを使うには、簡単なユーザー登録が必要です。
期限は1年間ですが、再登録して更新すると、継続使用することができます。
【補足】
avast!は、GUIで操作できるのがメリットです。
操作は全てマウスで行なえるため、とても簡単です。
Linuxのウイルス対策ソフトは、多くがCUIによる操作のため、キーボードからの入力が面倒です。
その点、マウス操作のavast!がおすすめなわけです。
・GUI(graphical user interface)
・CUI(character user interface)
avast!は、Windows版もあるため、WindowsからLinuxに乗り換えたユーザーでも、戸惑うことはありません。